スタジオでは楽曲制作の時に古いリズムマシーン TR808やTR909,TB303などを利用しています。これらを同期させる時にDYNシンクと呼ばれる規格の同期信号を使います。ケーブルはMIDIと同じですが、それよりMIDI誕生以前の企画です。1小説の間にパルス信号を出しているだけのシンク信号です。
そして、DYN SYNCを用いてDAWとシンクさせると、なんか単体で同期させた時とノリが変わるというかズレるのが気になってました。
ズレると言っても大きくズレるわけでは無いのですが。マスターをDAWにすると変わって聞こえる。
そこでE-RM multiclockを導入してみました。
MIDIクロックジェネレーターとしてはサンプル精度のタイトで正確なオーディオ・クロック・ストリームを実現可能なんです。また、スタンドアローンのクロック・ジェネレーターとしても使えます。その時は揺れなくクロックを出します。
例えばUSB経由でクロックを出すと微妙に揺れます。それがピタッと安定したテンポクロックを出します。
原理としはDAWから専用のオーディオ信号を出して、それを本体に入力すると完全にサンプル単位で同期するという仕組み。
ちなみにトラックに専用のプラグインをアサインしてそのトラックのアウトを使います。
実は2016年頃にベルリンに住んでた時にデモ機をProToolsで試してみたら上手くシンクしなかったんですよね。Ableton Liveではうまく使えたのですが。それでその時は買わなかったのですが。今はファームもずいぶん上がったからか、ProToolsでもバッチリです。
また4ポートある各端子毎にオフセットもかけれるので808,909,303で違う値にして完全に各グルーブマシーンのタイミングを合わせる事も出来ました。
またシャッフルした信号も送れるのでハードフロアみたいにTB303をシャッフルしてグルービーに出来たりします。
以前まではFuture RetroのSwynxを使っていたのですが、これを機に手放しました。
これで長年の悩みが無くなりました。
参考にどんな感じか分かる動画を作りました。
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