Atsushi Yamane
2022年8月11日3 分
以前より評判を聞いており導入したい逸品でした。
アナログレコードのカッティングスタジオのお客さんの立ち会いの確認の際に。少しでも良い音で聴いてもらって安心して帰って欲しいですし。
天然素材のチューニングは他のアコリバ製品でもおなじみですし期待大です。
実売4万円以下なので早く導入すべきでした。
アナログレコードのプレイヤーはほんと天井の無い世界なので、どこまでお金をかけるか悩みどころですが、当方の テクニクスの SL-1200 Mk5という凄く一般的なプレイヤーでもかなりグレードが上がったように感じました。
このクラスのプレイヤーでリスニングに使用したい方はほんと導入すべきです。
レコードの盤面の情報を余すところなくトレースするという感じです。
非常に情報量が増え、高域がくっきりし、明らかに定位がはっきりします。
低音の質感も豊かになり、音量も大きくなったような。
例えるとラッカーのマスターとテストプレス盤を視聴比較した際にラッカーのマスター盤に近くなる、世代が一つ若返るイメージです。
リアルで音楽的に豊かな音に聴き入って感動を覚えます。
なにより固有の色が付かないので、どのようなジャンルの音楽にも適合できるポテンシャルが素晴らしいと思いました。この辺りのチューニングは流石、アコースティックリバイブの十八番。
またカードリッジの違いによる音色変化もより顕著に分かります。
下記のグラフがその結果です。
これは瞬間的なピークでなく平均値の値です。
ここからも顕著なようにグラフが上にシフトし、シャープに変化していますね。ここまで結果が出るのは驚きです。(赤いラインです。)
微妙に隙間の部分を補っています。
この定位の良さや明瞭さ、空気感や音の密度が上がる感じが証明されたのでは無いでしょうか。