マスタリングの要のオーディオインターフェースを Merging社のもの
に変更したのでPCとの接続がイーサネットポートケーブルになった。
そこで、どれくらいケーブルによる音質差があるか検証してみました。
既にアナログケーブルやデジタルケーブルなどはかなり追い込んでいる環境でネットワークケーブルだけでどれくらい変わるのかは非常に興味があります。
下記の4つで音質は比較。
機材についてきた、標準的なモノ
.BELDEN 1874A 2,700円
FURUTECH LAN8NCF 11,000円
ACOUTIC REVIVE QUADRANT-TripleC 96,800円
ちなみにFRUTECは自宅の Avid Carbonで使用していたものです。
客観的な性能差を測れないかとジッター値を計測してみました。
さてオーディオ用のネットワークのジッター値がケーブルによって変わるかのか。
Pingを20回打ってその速度を調べました。
結果は最大値と最小値の差はどのケーブルも
一定の性能はあるので大きな差は無かったですが
面白いのが画面の様に遅い値の6msになる回数がそれぞれのケーブルで
結構違います。
アコリバが一番少なく、フルテックが多い。
何度か計測しました、結果はかわらず。
ACOUTIC REVIVE 5回、BELDEN 8回
FURUTECH 13回 標準ケーブル 9回
この辺りはアコリバのケーブルを完全に4分割したという画期的な構造が物理的に効いているのかもしれません。ケーブル間の干渉が完全に回避され、ノイズや歪みが減少しるのでしょう。
ではそれらがどのように音質の違いに影響しているのか。
比較動画を作ってみました。 オリジナルのWavファイルをMergingのANUBISでイン、アウトをモガミのケーブルで繋いで録音。イーサネットのケーブルのみ取り変えてます。
各ケーブルの音量差の誤差も内容に確認しています。
これはかなり分かりやすい比較になりました。
オリジナルと音が変わる部分や各ケーブルの音質差も客観的に見えて来ます。今回の趣旨のネットワークケーブルだけでこれだけ変わるのが不思議。 ちなみに AはFURUTECH のケーブルLAN8NCF
Bは機材についてきた、標準的なモノ。
CはACOUTIC REVIVEのケーブルQUADRANT-TripleC
DはBELDEN 1874A です。 因みにこのブラインドテストを私のXのアカウントでアンケートを取った
結果がこちら。
やはりACOUTIC REVIVEが人気。
上のテストでは性能が良くなかったAのFURUTECHの中域の押しやバランスも好きなのですが、トータルで見ると私もACOUTIC REVIVEですね。 特にマスタリングで AD/DAコンバーターを使う場面のアウトボード
のコンプやイコライザーを通る回線の色づけと考えると、この艶が
乗る感じや音を一段も二段も高級感ある感じに上げてくれるのは嬉しい。
こういう効果が高級機器を通した音という感じになるのでマスタリングという最終工程では有りがたい。 音の立ち上がりが一番、綺麗に感じます。立ち上がりと消え際の描写が原音より良くなっているようにさえ感じます。 元々のPC-TripleCという素材の素直な音質の特徴に、このLANケーブルならではの4本に分けた構造や絶縁体もテフロンなどで更に誘電率を下げたり、おまけにプラグとケーブルの接点に貴陽石による処理を施したりとかなり細部まで手の込んだ作りの積み重ねがきっちりと音に出ていると思います。 アルトフォニックスタジオではこの贅沢なケーブルをPCから. Merging HAPI への回線
(アウトボード用の ADA/DA)そこから先の ANUBIU(モニターDAならびに DSD取り込み用)の2回線に採用しました。 特にSTUDERのアナログテープデッキからの取り込みの際に劇的に音質が改善されました。音の生々しさが感動するくらい凝縮されてデジタルデータに変わります。
FURUTECH LAN8NCF
BELDEN 1874A
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