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Quantum Acoustic Audioレビュー

更新日:2023年8月26日

Twitter情報で興味を持った「Quantum Acoustic Audio」さんの製品をスタジオに導入してみました。


こちらの製品群は量子力学 / 波動エネルギーを活用したオーディオアクセサリー製品とのことで、最初に聞いたときは原理が判らず何やら怪しげな何かに感じましたが(失礼しました)、その効果には驚きました。もう原理などどうでも良いくらいの感動がありました。

音楽なんて原理でないですからね。


最初に聴いたのが「Quantum Vibe Sheet」https://quantumaa.official.ec/items/71745036



ぱっと見は何かの包装紙に見えますが、この効果は凄い!


特殊シートに音質向上波動エネルギーを転写した天然塗料を何度も重ね塗りしては天日干しを繰り返して製造するという、なんとも手間暇のかかる方法で作られています。


スタジオの中には色々と音に良くない物が溢れていますが、それらを吸収してくれるという感じでしょうか。紙みたいなものなのでハサミで簡単に好きな大きさにカットでき、色々な場所に設置してみました。


先ずは大きなシートのまま分電盤に入れてみました。

安全ブレーカーが新しくなって以来、音が悪くなったのが悩みの種でしたが

設置直後から


「音にかかった靄が晴れる感覚」がありました。

エージングが進むにつれてドンドン変わっていきます。

説明によると、シートに転写された音質向上波動情報が電源に転写され、その家屋全体の電源の波動状態が良くなるそうです。更に全ての機械の電気の源なのでその効果はスタジオ機械全体に広がります。
音が滑らかになり、デジタルのビットが取れていくようです。

写真でいうと、高解像度なJPEGファイルが圧縮前のRAWデータに変化するようなイメージです。

設置場所もPCの上や中に入れたり、IO等のケーブルが密集する場所に乗せたりしても効果がありました。

トランスやケーブルなどの磁界がありそうな場所はどこでも効果がありそうです。

8,000円なので金額的にも導入しやすく、コスパはかなり良いです。



次に「Quantum Ground Enhancer」



こちらは先程とは異なり、お高いですが他社の同等な商品よりずしりとくる重さからも

効果が期待できそうです。


今のスタジオはマンションなので、単独でアース工事が出来ない。

また仮にできたとしても、工事の結果得られる抵抗値の具合はその場所の地質によって変化するため、やってみるまで結果が読めないという事が多いです。


以前のスタジオは幸いにもアース工事に成功し、凄くフォーカスがビシッと定まった音がしていましたが、ここではそうはいかないな…とアース効果は諦めていました。

ですが、このアースエンハンサーで工事と同等の効果が得られて驚きました。


電位差がアースみたいに極端に下がるわけではないですが、


見事にスピーカーのセンターのフォーカスが揃います。


勿論、普段からスピーカーの位相は綺麗に揃えているのですが、それだけでは補えない一歩先の音がします。

正直、色々なアース系のグッズを購入するよりはコスパが良いです。

箱の中身は判りませんが、小型なのにかなり重たい中身に何か秘密があるのでしょう。

箱自体は他の製品と同じように、波動の塗料が塗られているようです。


使い方としては中心となる機材にアースを1点取るのが正解のようです。

仮想1点アースですね。そこに繋がる機器の電位差が揃うのかもしれません。

付属のケーブルも普通とは違うようなので、この先端を加工して機器にしっかり止まるようにすると、更に効果が増しそうです。


最後に「Quantum Gel Insulator」



これも効果に驚きました。

ぱっと見は先のシートをゲルで挟んだだけのもののようですが、その見た目からは想像できない凄さです。


色々な機器の下に敷くと、低音に押し出し感が出てきます。


所謂ゴムシートを敷くのとは全然ちがいます。

インシュレーターは敷くと、どうしてもその素材の音が乗ってきてしまいがちですが、これはそういうところが無いのが素晴らしい。


柔らかい素材なので想像通り低音に効き、そのプッシュ感はもちろんなのですが加えて


低音がグルーブするんです。


何故そうなるのかはよくわからず不思議なのですが、明らかに良い方向にグルーブします。

しかも、音楽ジャンルが異なっても大丈夫という。


ただかなり柔らかい材質のため、重量物の下には置けないという点には注意が必要です。


かなり気に入ったので、特注で機材のラック耳の下に敷くタイプを製作してもらいました。

ウチのオーディオインターフェース等のラックマウントの機材は特注の制振合金で、そのシャープな音像が気に入っています。

マスタリングのデスクは上から下へ重心がかかるタイプなのでひょっとして使えるかも?と思い、機材とラックレールの間に設置。



これが見事に狙い通りで、マスタリングに使うコンプの Manley Vari-muが、わかりやすく言うと「フェァチャの音」に化けました!


もうボトムのグルーブ感が最高です。

コスパも最高です。この効果はプラグインで出せないと思います。



シミュレーションされた音は模造、こちらは本物という感じです。


とにかく、通すだけで誰が聴いても納得してしまう位に完成した音になります。

設置以来、なんでも Manleyを通してしまうほど、稼働率が増えました。

ゲルなので音像がぼやけると思っていたのですが、「音がまとまる」不思議なゲルです。

中に挟まっているシートとの3層構造にも秘密がありそうです。


そしてこの特注品、なんとその後製品化されました!!


「Quantum Gel Isolator」


こちらのQUANTUM ACOUSTIC AUDIOさん、かなりのお気に入りで他にも色々と導入していますので、組み合わせをまたここに書きたいと思います。


最後に。
オーディオアクセサリーは開発者の人柄が音に出る、と個人的には思っています。
凄くお世話になっているアコースティックリバイブの製品も、今回のQuantum Acoustic Audioもですが、開発者の良い人柄は良い音に繋がるんだなとホント思います。
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