ADコンバーターの選択肢を増やしたく思いPrism Sound Lyra 2を導入しました。

きっかけはマスタリング時の手法として、その昔はフォーマットコンバートを別のマシーンで24BIT48Kのデータを16BIT 44.1Kに録音することで変換していたな、なんて思い。
そういうマスタリング時の作業の選択肢を見直して見ようと思いました。
現在 Lavry Engineeringや Apogee、 Forcuriteがミックスやマスタリングの編集時に使用しているので、それよりは落ち着いたキャラクターのAD/DAコンバーターが欲しいと思いPrism Soundを選択しました。
流石にADA-8XRは予算オーバーなんで(ホントは購入したいですが)その下のOrpheusと同じグレードでチャンネル数の少ないモノということで Lyra 2にしました。入力端子にワードクロックや SPDIFの同軸端子がないのでLyra 1は見送り。
Lyra 2は実売30万円くらいなので導入しやすいですね。音質もPrism Soundは下のグレードでも妥協が無いメーカーなので安心できます。
普通に4chの USBのAD/DAコンバーターがこの金額なのは高く感じますがPrism Soundだと思うと安く感じますね。RMEの倍の価格ですからね。
サウンドのインプレッションは狙い通り、派手さや誇張はなく忠実、落ち着いた印象です。非常に高級感のある音です。
ヨーロッパサウンドと比喩されるのもわかります、ブリティシュサウンドというと NEVEやSSLを想像しそうですが、アメリカンでないのでヨーロッパサウンドという例えで。クッキリとした、厳選されたオーディオパーツを使用した、素直に良い音と感じる音ですね。
流石にADA-8XRほどの感動はありませんが、十分良い音です。電源ケーブルやデジタルケーブルなどのアクセサリーをアコリバ製に交換したので、その成果も大きいです。
またOverkiller ソフトクリッピングリミッター機能も試して見ました。綺麗にピークが取れるので入力を大きめに入れるて、これで音圧を上げるという使い方もありですね。結構、入力を入れても破綻は無かったです。
Prism Sound 独自の “CleverClox” 2段階DPLL回路を用いた”state-of-the-art”クロックにより、非常に低ジッターで高精度なクロックを生成してくれます。ADの後は TASCAMのマスターレコーダー DA-3000にデジタルで録音しています。その際のデジタル出力部にPrism Sound独自のノイズシェーピング 機能「Super Noise Shaping “SNS”」も使えます。またサンプルレートコンバーター機能も付いていますのでデジタルで96Kを44.1kに変換するのもありですね。
RIAAデコード機能や MSマイク用の機能など、考えられるだけの機能も盛り込んでいて多機能でもあります。アースの問題が解決すればレコードの取り込みでも使用してみたいです。
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